ジャン・イヴ・ペロン コート・プレ 2016
フランス ヴァン・ド・フランス(サヴォワ アルベールヴィル)
赤・ミディアムボディ
葡萄:モンドゥーズ、ガメイ
容量:750ml
全房醗酵、6ヶ月マセラシオン
【生産者情報】
ジャン・イヴ・ペロン
フランス サヴォワ アルベールヴィル
2004年設立。
畑面積2.25 ha。主要品種;ジャケール(Jacquere)、モンドゥーズ(Mondeuse)。平均生産本数:年産6.000本。
特殊な品種が栽培されるサヴォワ地方。
パリ生まれのジャン=イヴ・ペロンが、決してワイン造りに最良ではない土地を選んだ理由。それは、ペロン家が所有する別荘があることだけではなく、サヴォワ地方特有の品種の可能性と、地球の温暖化を鑑みた結果だった。
『今後、地球の温暖化による気温の上昇は避けて通れない。冷涼すぎるといわれる 地域は、“冷涼”で、ブドウ栽培に適した土地という見方に変わっていくはずだ。』と語る。
父親は食品関連企業:ダノンの食品研究開発者。大学時代、父親の影響で専攻していた理系学部に、 どうしても興味が沸かず悩んでいたところ、ワイン醸造学と出逢う。そのときのことを、『ただ、ただ、“パッション”を感じた。』と語る。
直後、ボルドー大学/醸造学部に編入。入学当初は醸造学のおもしろさにハマっていたが、大学の仲間内でワインを飲んでいるうちに、今の彼のスタイルである“自然派ワイン”に出逢う。当時の同級生には、ローヌでワイン造りに励む日本人、大岡 弘武氏がいる。大岡氏とは、現在も公私共に交流が深く、頻繁な意見交換はもちろん、遠く離れた土地でも、お互いの家を行き来する仲だ。
大学卒業後は、ティエリー・アルマン、ジェラール・シュレール、アメリカ、ニュージーランド等で研修し、自分のドメーヌを立ち上げ、現在に至る。2004年が初ヴィンテッジの若手醸造家。
ジャン=イヴ・ペロンは、醸造中および瓶詰め時の酸化防止剤使用や、畑への除草剤、化学肥料は使用せず、硫黄散布も極力しない(※場合によっては、処理には硫黄、ボルドー液、スギナ、イラクサとビオ認定の製品を展葉期に極微量使用。
土壌はつるはしとウインチを使用。自然に下草を生やし、刈り入れにより管理)。“自然”で、土壌を尊敬したワイン造りを実践している。
また、通り一遍の醸造方法に頼らない。たとえ、同じ区画の同じ品種でも、樽ごとに醸造方法を変えて熟成をするなどして、様々な“実験”をしながら、あくまで、サヴォワ地方特有の土壌や品種の個性が反映される、自分が理想とするワイン造りに取り組んでいる。
2004年1月からコンフランのブドウ畑の小区画を集結した。コンフランはアルベールヴィルの中世都市であり、アルリィ川とイゼール川の合流地点にある。
ドメーヌは標高400から550mに位置し、現在2.25haに及ぶ。場所は、タレンタイズ渓谷入り口の南の丘に位置する。多様な段丘は、僅かに酸性(pH6)を呈す雲母片岩土壌であり、そこではローカル品種(赤用:モンドゥーズ、白用:ジャッケール)を栽培している。樹齢は30〜115年、仕立ては添木付きのゴブレ式。
2005年から新しい区画にアルテスとベルジュロン(10,000〜20,000株/ha)、ローカル品種であるルーサンヌを植樹。
【畑について】
土壌:粘土石灰質、岩(雲母片岩)
【醸造について】
圧搾:水圧垂直プレス
醗酵:バリック
熟成:バリック、ステンレスタンク
マセラシオン:白赤共に1〜2週間
輸入元資料引用
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